掛け軸 買取 台東区 ｜大徳寺塔頭徳禅寺長老 立花大亀 千里一望秋を高価買取しました。を高価買取しました。

2025年10月9日、東京都台東区にお住まいの女性のお客様から、掛け軸「大徳寺塔頭徳禅寺長老 立花大亀 千里一望秋」をお買取りさせて頂きました。買取価格も最大限のご提示に努めさせていただきました！誠にありがとうございました。

この度は、昭和から平成にかけて活躍された高僧、立花大亀（たちばな だいき）師の禅語の書「千里一望秋」という、格調高い禅美術の逸品をご依頼いただき、心より感謝申し上げます。台東区は、茶の湯文化や禅美術に対する深い造詣と、高僧の書が持つ精神的な価値を深く理解され、上質なアイテムを重んじる方が多いエリアですね。お客様の作品に対する深い愛着と、この掛け軸が放つ「立花大亀師の力強くも温かい墨痕と、悠久の秋の風景を思わせる禅語の深さ」に対する並々ならぬ敬意が伝わってきて、私も査定に一層力が入りました。

この立花大亀師 千里一望秋 掛け軸は、その「近代禅画の最高峰の一人である立花大亀師の確かな署名と落款」と、「季節を問わず床の間に飾れる深遠な禅語」が最大の魅力です。立花大亀師は、大徳寺派の重鎮として、その清廉な人柄と力強い筆致で知られ、特に茶掛け（茶室に飾るための掛け軸）として非常に高い人気を誇ります。「千里一望秋」は、遠くまで見渡す秋の澄んだ情景を通して、心にわだかまりがなく、広く澄み渡った境地を示す、禅の悟りの境地を表す禅語として深く尊ばれています。師の書は、その精神性の高さから、署名と落款、そして共箱の有無が価値を決定づける最重要ポイントとなります。この掛け軸は、まさしく稀少性、精神的な価値、そして保存状態が複合的に評価され、最高水準の評価を受けます。

この作品の最大の特徴は、「高僧の書がもたらす床の間の格調と静謐さ」と、「次の方へ気持ちよくお譲りできるコンディションの良さ」にあります。査定においては、特に本紙（書が書かれている部分）のシミ、カビ、シワ、作品全体の退色の有無、そして表装（掛け軸の仕立て）の痛みや剥がれの有無を厳密に評価しました。お客様がお持ちの掛け軸は、まさしくその「作家の権威、禅語の深さ、そして完全な状態」が、多くの方から高く評価されてきました。

お客様は、この掛け軸を長年にわたり、大切な茶室や床の間を飾る書として大切に保管されてきたと、笑顔でお話しくださいました。「この禅語を拝見すると、心が落ち着き、穏やかな気持ちになれました。本当に感謝していますし、次にこの書が持つ格調と精神的な価値を理解してくださる方の元へ渡ると嬉しいです」というお客様の言葉が印象的で、単なる美術品ではなく、お客様の暮らしに精神的な豊かさをもたらしたかけがえのない存在としての書画の価値を改めて感じさせていただきました。私たちも、そのようなお客様の想いも大切に、丁寧に査定させていただいております。

立花大亀師の禅語の書は、その品質と精神性の高さから、中古市場で安定した高評価を保っています。お客様の作品は非常に大切に保管されており、その良好な状態が今回の査定額に繋がりました。

お客様の大切な書画コレクションを次のお客様へと繋ぐお手伝いができ、大変光栄です。また機会がございましたら、ぜひお声がけください。この度は誠にありがとうございました。