掛け軸 買取 北区 ｜竹内栖鳳 三雀図を高価買取しました。を高価買取しました。

2025年10月10日、東京都北区にお住まいの男性のお客様から、掛け軸「竹内栖鳳（たけうち せいほう） 三雀図（さんじゃくず）」をお買取りさせて頂きました。買取価格も最大限のご提示に努めさせていただきました！誠にありがとうございました。

この度は、近代日本画の巨匠であり、京都画壇の大家である竹内栖鳳による、三羽の雀（すずめ）を描いた「三雀図」をご依頼いただき、心より感謝申し上げます。北区は、日本の美術史における重要作家の作品や、動物画・花鳥画の繊細な美を深く理解され、上質な美術品を重んじる方が多いエリアですね。お客様の作品に対する深い愛着と、この掛け軸が放つ「栖鳳らしい軽妙で写実的な筆致と、生き生きとした雀の生命感」に対する並々ならぬ敬意が伝わってきて、私も査定に一層力が入りました。

この竹内栖鳳 書軸「三雀図」は、その「近代日本画の最高峰に位置する作家としての絶対的な権威」と、「雀という画題が持つ可愛らしさと吉祥性」が最大の魅力です。竹内栖鳳は、伝統的な四条派の技法に西洋の写実主義を取り入れ、革新的な表現を確立しました。特に動物画（毛描き）の分野で天才的と称され、雀は彼の描く代表的な画題の一つです。三羽の雀が描かれたこの作品は、「群れ」や「夫婦円満」といった縁起の良い意味合いも含むため、床の間飾りとしても大変人気があります。肉筆の作品は、その筆致、色彩、そして空気感の表現に作家の真髄が宿るため、コレクション価値が極めて高くなります。この掛け軸は、まさしく作家の技術、画題の人気、そして真贋と保存状態が複合的に評価され、最高水準の評価を受けます。

この作品の最大の特徴は、「巨匠による格調高い表現力と、いきいきとした生命感」と、「次の方へ気持ちよくお譲りできるコンディションの良さ」にあります。査定においては、特に真贋の証明となる栖鳳の署名と落款、本紙（書画が描かれている部分）のシミ、カビ、シワ、そして表装（掛け軸の仕立て）の痛みや剥がれの有無を厳密に評価しました。お客様がお持ちの掛け軸は、まさしくその「作家の権威、美術的な魅力、そして完全な状態」が、多くの方から高く評価されてきました。

お客様は、この掛け軸を長年にわたり、大切な美術コレクションとして大切に保管されてきたと、笑顔でお話しくださいました。「この三雀図を見るたびに、その生き生きとした筆遣いに魅了されました。本当に感謝していますし、次にこの作品の持つ芸術的な価値と生命感を理解してくださる方の元へ渡ると嬉しいです」というお客様の言葉が印象的で、単なる美術品ではなく、お客様の暮らしに高尚な彩りをもたらしたかけがえのない存在としての掛け軸の価値を改めて感じさせていただきました。私たちも、そのようなお客様の想いも大切に、丁寧に査定させていただいております。

竹内栖鳳の作品は、その品質と優美さから、中古市場で非常に高い評価を保っています。お客様の作品は非常に大切に保管されており、その良好な状態が今回の査定額に繋がりました。

お客様の大切な書画コレクションを次のお客様へと繋ぐお手伝いができ、大変光栄です。また機会がございましたら、ぜひお声がけください。この度は誠にありがとうございました。