骨董 買取 大田区 ｜柿南京 呉須餅花手中皿 梅に鶯・うぐいす図を高価買取しました。

2025年7月28日、東京都大田区にお住まいの女性のお客様から、柿南京 呉須餅花手中皿 梅に鶯・うぐいす図をお買取りさせて頂きました。買取価格も最大限のご提示を努めさせていただきました！誠にありがとうございました。

この度は、大切な柿南京 呉須餅花手中皿の出張買取にご用命いただき、心より感謝申し上げます。大田区は、羽田空港を擁し、多摩川の自然も豊かな魅力的な街ですね。お客様の骨董品に対する深い造詣と、細やかなお心遣いが伝わってきて、私も査定に一層力が入りました。

柿南京 呉須餅花手中皿 梅に鶯・うぐいす図は、日本の古伊万里様式、特に「南京手（なんきんて）」と呼ばれる、中国の景徳鎮窯で作られた染付磁器を模倣して作られた江戸時代の磁器の一種で、その中でも「柿右衛門様式」の影響を受けたものを指します。このお皿の最大の特徴は、「呉須（ごす）」と呼ばれる顔料による鮮やかな青色の染付と、「梅に鶯」という吉祥文様の組み合わせにあります。呉須餅花（ごすもちばな）とは、呉須顔料を盛り上げて描く技法を指し、絵付けに立体感と奥行きを与えています。梅と鶯（うぐいす）は、日本の伝統的な絵画や工芸品によく見られる春の訪れを告げる文様で、縁起が良いとされています。中国的な要素を取り入れつつ、日本の繊細な感性で表現されたその意匠は、当時の食卓を彩り、人々に安らぎと喜びを与えてきたことと思います。江戸時代に焼かれた磁器は、当時の人々の暮らしや美意識を伝える貴重な歴史的資料であり、その希少性と美術的価値から、現在でも骨董市場において高い評価を得ています。特に、その典雅な絵付けと、手取りの良さが、多くの骨董愛好家を魅了してきました。大田区にお住まいのお客様は、古美術品に対する深い知識と鑑識眼をお持ちで、本物の価値を理解される方が多いので、この手中皿が、まさにその期待に応えてきたことと思います。

お客様は、この手中皿が、ご自身のコレクションの中でも特に思い入れのある一点であり、長年にわたり大切にされてきたと、笑顔でお話しくださいました。時には、このお皿を眺めながら遠い江戸時代の文化に思いを馳せたり、またある時には、実際に季節の和菓子を盛り付けて、その美しさを堪能したりと、このお皿がお客様の生活に静かで豊かな時間をもたらしてきたとのこと。「この柿南京のお皿は、日本の陶磁器の奥深さと、当時の職人さんの技術の高さを見せてくれる、私にとって特別な存在でした。梅に鶯の絵柄もとても気に入っていましたし、次に大切にしてくださる方の元へ渡ると嬉しいです」というお客様の言葉が印象的で、単なる器ではなく、お客様の教養と趣味、そして美意識を象徴するかけがえのない存在としての手中皿の価値を改めて感じさせていただきました。私たちも、そのようなお客様の想いも大切に、丁寧に査定させていただいております。

柿南京 呉須餅花手中皿 梅に鶯・うぐいす図は、その歴史的背景、美術的価値、そして希少性から、現在でも非常に高い人気を誇っており、特に真贋や状態が良好な場合は、骨董市場で高値で取引されています。お客様の手中皿は非常に大切に保管されており、その良好な状態が今回の査定額に繋がりました。

お客様の大切な柿南京 呉須餅花手中皿 梅に鶯・うぐいす図を次のお客様へと繋ぐお手伝いができ、大変光栄です。また機会がございましたら、ぜひお声がけください。この度は誠にありがとうございました。