骨董 買取 中央区 ｜漆器 雲彫紋案卓 大明宣徳底款を高価買取しました。

2025年7月28日、東京都中央区にお住まいの男性のお客様から、漆器 雲彫紋案卓 (うんちょうもんあんしょく) 大明宣徳底款をお買取りさせて頂きました。買取価格も最大限のご提示に努めさせていただきました！誠にありがとうございました。

この度は、大変貴重な漆器 雲彫紋案卓の出張買取にご用命いただき、心より感謝申し上げます。中央区は、都心でありながらも多様な顔を持つ魅力的な街ですね。お客様の骨董品に対する深い造詣と、細やかなお心遣いが伝わってきて、私も査定に一層力が入りました。

漆器 雲彫紋案卓 (うんちょうもんあんしょく) 大明宣徳底款は、中国明代の宣徳年間（1426年-1435年）に制作されたとされる、またはその時代様式を模した漆器の案卓（机や供物を置く台）です。この漆器の最大の特徴は、「精緻な雲彫紋の意匠と卓越した漆芸技術」、「大明宣徳底款の持つ歴史的・美術的価値」、そして「希少性と美術品としての存在感」にあります。雲彫紋は、中国の伝統的な吉祥文様の一つであり、天上の世界や神仙思想を表すと考えられ、案卓全体に繊細かつダイナミックに彫り込まれているのが特徴です。漆器の制作には、幾重にも漆を塗り重ねて厚みを持たせ、それを彫り込む「堆朱（ついしゅ）」や「堆黒（ついこく）」などの高度な技術が用いられており、その立体感と深みは、当時の最高峰の漆芸技術を物語っています。さらに、底部に刻まれた「大明宣徳」の底款は、中国美術史において特に珍重される明代宣徳年間に制作されたことを示すもので、その真贋が重要視されます。宣徳帝の時代は、政治が安定し、文化芸術が栄えた時期であり、この時期に作られた美術品は非常に高い評価を受けています。その端正なフォルムと、吉祥の意味合いを持つ彫刻は、当時の宮廷文化や貴族の生活に深く根ざし、人々に安らぎと美意識をもたらしてきたことと思います。特に、中国美術史や漆芸に深い関心を持つコレクター、そして本物の古代美術品を求める方々に選ばれてきたことと思います。中央区にお住まいのお客様は、古美術品に対する深い知識と鑑識眼をお持ちで、本物の価値を理解される方が多いので、この雲彫紋案卓が、まさにその期待に応えてきたことと思います。

お客様は、この漆器が、ご自身のコレクションの中でも特に思い入れのある一点であり、長年にわたり大切にされてきたと、笑顔でお話しくださいました。時には、この案卓を眺めながら遠い明代の歴史や文化に思いを馳せたり、またある時には、その精緻な雲彫紋の意匠を堪能したりと、この漆器がお客様の生活に静かで豊かな時間をもたらしてきたとのこと。「この雲彫紋案卓は、まさに歴史の重みと、当時の職人さんの魂が宿った特別な存在でした。その繊細な彫刻と、漆の深みには本当に感動しましたし、次に大切にしてくださる方の元へ渡ると嬉しいです」というお客様の言葉が印象的で、単なる家具ではなく、お客様の教養と趣味、そして美意識を象徴するかけがえのない存在としての漆器の価値を改めて感じさせていただきました。私たちも、そのようなお客様の想いも大切に、丁寧に査定させていただいております。

漆器 雲彫紋案卓 (うんちょうもんあんしょく) 大明宣徳底款は、その歴史的背景、美術的価値、希少性、そして高度な漆芸技術を伝える遺物であることから、現在でも非常に高い人気を誇っており、特に真贋が確かで、保存状態が良好な場合は、国内外の骨董市場で極めて高値で取引されています。お客様の雲彫紋案卓は非常に大切に保管されており、その良好な状態が今回の査定額に繋がりました。

お客様の大切な漆器 雲彫紋案卓 大明宣徳底款を次のお客様へと繋ぐお手伝いができ、大変光栄です。また機会がございましたら、ぜひお声がけください。この度は誠にありがとうございました。