買取スタッフのコメント
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骨董 買取 北区 |古染付 松鹿文輪花皿を高価買取しました。を
お売りいただいたお客さまの声
コレクション整理のため、大切にしてきた古染付 松鹿文輪花皿を手放すことにしました。このお皿は、私が中国陶磁器、特に古染付の魅力に深く惹かれるきっかけとなった特別な一点です。呉須の深い青色と、松と鹿が描かれた吉祥文様、そして優美な輪花形が本当に素晴らしく、見るたびに心が満たされました。明末の動乱期に日本向けに作られたという歴史的背景にも非常に興味を惹かれ、当時の文化や人々の暮らしに思いを馳せていました。時々、季節の和菓子を盛り付けて、その美しさを堪能することも楽しみの一つでしたね。私の暮らしに彩りを加えてくれた、かけがえのない存在です。まだ十分その価値を理解してくれる人に渡ると嬉しいと思い、その価値をしっかり評価してくれる出張買取サービスを探していました。北区まで来てくださるとのことだったので、手間がかからず便利だと思い、こちらにお願いしました。
査定員の方が時間通りにいらっしゃって、とても丁寧にご挨拶してくださいました。お皿の状態を細かく見てくださり、呉須の発色、絵付けの筆致、輪花縁の形状、そして高台の作りなどを専門的な視点から熱心に確認されているのが印象的でした。特に、古染付の特徴や、松鹿文様が持つ意味についても詳しく説明してくださり、私の知識も深まりました。私が「この古染付のお皿があったからこそ、東洋陶磁の奥深さと美しさを深く感じることができました。次に大切にしてくださる方の元へ渡ると嬉しいです」と話すと、共感してくださり、とても嬉しかったです。単なる査定ではなく、骨董品に対する深い理解と愛情を持って対応していただきました。「古染付の松鹿文輪花皿は、その典雅な絵付けと歴史的背景で、多くの古美術愛好家から高く評価される名品ですよね。大切に保管されていたのが伝わります」と仰ってくださったのが、本当に嬉しかったです。
査定ポイントについても、様式の真贋、制作年代の推定、外観のコンディション(ヒビ・カケ・擦れなど)、そして付属物の有無について、丁寧に説明してくださったので、なぜこの金額になるのか納得できました。買取金額も、正直なところ期待以上で、大変満足しています。自宅で全ての作業が完結する出張買取は、本当に便利で、忙しい私にもぴったりでした。また何か大切なコレクションを手放す際には、迷わずこちらにお願いしたいと思います。この度は誠にありがとうございました!
古染付 松鹿文輪花皿の出張買取において、私たちがどのような点を重視して査定しているのか、その詳細をご説明いたします。お客様がお持ちの骨董品の価値を最大限に評価するため、プロの視点から具体的な査定基準を提示することで、価格決定の透明性と納得感をご提供できれば幸いです。ご自身の輪花皿をセルフチェックする際の参考にもぜひご活用ください。
真贋と時代性
骨董品において最も重要なのが、その真贋と制作された時代です。
- 様式の確認: 「古染付」としての特徴(呉須の青の発色、絵付けの技法、筆致、高台の作りなど)が明確に現れているかを確認します。特に、明末清初の景徳鎮窯で焼かれた日本向けの様式(古染付様式)と合致しているかを判断します。
- 制作年代の推定: 17世紀前半頃の作であるか、または後世の写しであるかを、土の質、釉薬の質、呉須の滲みや濃淡、高台の作り、焼成による歪みや窯傷などから総合的に判断します。
- 呉須の発色と技法: 呉須の青の濃淡、滲み具合、釉薬の薄さや透明感などが適切かを確認します。
- 絵付けの筆致: 松の葉や幹、鹿の姿、背景の描写など、絵付けの筆致が当時の職人の技術水準と合致しているか、力強く描かれているかを確認します。
外観のコンディション
輪花皿の美術的価値と保存状態は、査定額に大きく影響します。
- ヒビ・カケ・ニュウ(貫入): 皿全体にヒビ、カケ、修理痕跡(金直しなど)、または本来の貫入ではない後年のニュウ(ひび)がないかを念入りに確認します。特に縁の輪花部分は破損しやすい箇所です。北区のようなご家庭では、大切に保管されていたかが重要です。
- 表面の擦れ・摩耗: 絵付けの剥がれ、釉薬の擦れ、表面の光沢の喪失など、使用による摩耗がないかを確認します。
- 窯傷・焼成ムラ: 制作時にできた窯傷(焼成時の自然な傷)や釉薬のムラ、黒点など、当時の技術によるものか、または後の破損かを区別します。古染付には、窯傷や虫食い(釉薬が剥がれた小さな穴)など、特有の「景色」と呼ばれる特徴があるため、それらが器の価値を高める場合もあります。
- 高台の状態: 高台(底部の支え)の削り方、土の質、汚れの付着具合などを確認します。高台は時代や窯の特徴を示す重要な部分です。
- 付着物・汚れ: 長年の保管によるホコリ、水垢、カビ、または不明な付着物がないかを確認します。
付属物・来歴
骨董品の価値をさらに高める要素として、付属物や伝来が挙げられます。
- 箱・仕覆: 共箱(作られた当時の木箱)や合わせ箱(後年に作られた箱)、仕覆(布製の袋)などがあれば、その有無と状態も査定額に大きく影響します。特に共箱に作者名や由来が記されている場合は貴重です。
- 由緒書・鑑定書: 由緒を示す書類、過去の展覧会出品記録、専門機関の鑑定書などがあれば、その信憑性と内容を確認します。
- 伝来・旧蔵: 有名なコレクションの一部であったり、特定の人物からの伝来が明確であれば、その来歴も価値を高める要素となります。
その他重要な要素
- 手取り(重量感): 皿を手に取った際の重量感も、土の質や焼成方法を示す一つの指標となります。
- 響き(音色): 指で軽く弾いた際の音色も、磁器としての品質を示す要素となります。
その他の骨董/美術の買取実績
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2025年7月28日、東京都北区にお住まいの男性のお客様から、古染付 松鹿文輪花皿をお買取りさせて頂きました。買取価格も最大限のご提示を努めさせていただきました!誠にありがとうございました。
この度は、大切な古染付 松鹿文輪花皿の出張買取にご用命いただき、心より感謝申し上げます。北区は、落ち着いた住宅街と公園が多く、住みやすい街ですね。お客様の骨董品に対する深い造詣と、細やかなお心遣いが伝わってきて、私も査定に一層力が入りました。
古染付 松鹿文輪花皿は、中国の明末から清初にかけて(17世紀前半頃)景徳鎮窯で焼かれ、日本へと輸出された染付磁器の一種で、日本の茶人や数寄者に特に珍重されてきたものです。このお皿の最大の特徴は、「呉須(ごす)」と呼ばれる顔料による鮮やかな青色の絵付けと、「松と鹿」という吉祥文様、そして「輪花(りんか)形」の優美なフォルムにあります。古染付の呉須は、焼成時の窯の状況によって独特の滲みや濃淡が生まれ、単なる青色ではない奥深い表情を見せます。松と鹿は、共に長寿や繁栄を象徴する吉祥文様であり、特に「松(まつ)」と「待つ(まつ)」、「鹿(ろく)」と「禄(ろく)」を掛けることで、縁起が良いとされてきました。輪花形は、花びらのように縁が波打つ形状で、食卓に優雅さを添えるだけでなく、器に柔らかさと奥行きを与えています。中国的な力強さと、日本の美意識に合う繊細さが融合したその意匠は、当時の食卓を彩り、人々に安らぎと喜びを与えてきたことと思います。明末の動乱期に日本向けにオーダーメイドで制作されたものが多く、その希少性と美術的価値から、現在でも骨董市場において高い評価を得ています。特に、その典雅な絵付けと、手取りの良さが、多くの骨董愛好家を魅了してきました。北区にお住まいのお客様は、古美術品に対する深い知識と鑑識眼をお持ちで、本物の価値を理解される方が多いので、この輪花皿が、まさにその期待に応えてきたことと思います。
お客様は、この輪花皿が、ご自身のコレクションの中でも特に思い入れのある一点であり、長年にわたり大切にされてきたと、笑顔でお話しくださいました。時には、このお皿を眺めながら遠い中国の歴史や日本の文化に思いを馳せたり、またある時には、実際に季節の和菓子を盛り付けて、その美しさを堪能したりと、このお皿がお客様の生活に静かで豊かな時間をもたらしてきたとのこと。「この古染付のお皿は、東洋の陶磁器の奥深さと、当時の職人さんの技術の高さを見せてくれる、私にとって特別な存在でした。松鹿の絵柄もとても気に入っていましたし、次に大切にしてくださる方の元へ渡ると嬉しいです」というお客様の言葉が印象的で、単なる器ではなく、お客様の教養と趣味、そして美意識を象徴するかけがえのない存在としての輪花皿の価値を改めて感じさせていただきました。私たちも、そのようなお客様の想いも大切に、丁寧に査定させていただいております。
古染付 松鹿文輪花皿は、その歴史的背景、美術的価値、そして希少性から、現在でも非常に高い人気を誇っており、特に真贋や状態が良好な場合は、骨董市場で高値で取引されています。お客様の輪花皿は非常に大切に保管されており、その良好な状態が今回の査定額に繋がりました。
お客様の大切な古染付 松鹿文輪花皿を次のお客様へと繋ぐお手伝いができ、大変光栄です。また機会がございましたら、ぜひお声がけください。この度は誠にありがとうございました。