骨董 買取 大田区 ｜清康熙年製款 青花釉裡紅喜上眉梢紋嵌銅辺梅瓶を高価買取しました。

2025年8月8日、東京都大田区にお住まいの男性のお客様から、清康熙年製款 青花釉裡紅喜上眉梢紋嵌銅辺梅瓶（せいきょうきねんせいかん せいかゆうりこう きじょうびしょうもんかんどうへんめいびん）をお買取りさせて頂きました。買取価格も最大限のご提示に努めさせていただきました！誠にありがとうございました。

この度は、大変貴重な清康熙年製款 青花釉裡紅喜上眉梢紋嵌銅辺梅瓶の出張買取にご用命いただき、心より感謝申し上げます。大田区は、羽田空港を擁し、多摩川や緑豊かな公園が広がる、活気あふれる魅力的なエリアですね。お客様の骨董品に対する深い造詣と、細やかなお心遣いが伝わってきて、私も査定に一層力が入りました。

清康熙年製款 青花釉裡紅喜上眉梢紋嵌銅辺梅瓶は、中国陶磁器の中でも特に人気の高い清時代、康熙（こうき）年間に景徳鎮（けいとくちん）窯で制作された、非常に希少な梅瓶です。この作品の最大の特徴は、「青花と釉裡紅が織りなす、鮮やかで美しい発色」と、「吉祥の意匠が持つ、縁起の良い意味合い」、そして「清康熙年製款の持つ、圧倒的な存在感と希少性」にあります。

「青花」は、コバルト顔料で描かれた美しい藍色の文様で、「釉裡紅」は、銅顔料で描かれた鮮やかな赤色の文様です。青花と釉裡紅を一つの作品に焼き上げることは、焼成温度の調整が非常に難しく、高い技術を要するため、成功率が非常に低く、希少性が高い作品です。この梅瓶も、その技術が息づいており、青花で描かれた梅の木に、釉裡紅で描かれた喜鵲（かささぎ）が止まる「喜上眉梢（きじょうびしょう）」という吉祥の意匠が施されています。これは、「喜びが眉の上まで訪れる」という意味で、縁起が良いとされています。また、清康熙年間の作品は、技術的に成熟し、その質の高さから、コレクターの間で非常に高い人気を誇ります。そして、口縁と底に施された嵌銅辺（かんどうへん）は、作品を保護する役割と共に、作品全体の美しさを際立たせています。このような貴重な陶磁器は、骨董品のコレクターにとって特別な意味を持ち、高い希少性を誇ります。特に、本物志向の方、そして歴史の重みと美術性を兼ね備えた作品を求める方々に選ばれてきたことと思います。大田区にお住まいのお客様は、骨董品や美術品に対する深い知識と鑑識眼をお持ちで、本物の価値を理解される方が多いので、この梅瓶が、まさにその期待に応えてきたことと思います。

お客様は、この梅瓶が、ご自身のコレクションの中でも特に思い入れのある一点であり、長年にわたり大切にされてきたと、笑顔でお話しくださいました。時には、この瓶を飾って、その美しい姿を楽しまれたり、またある時には、その由緒ある来歴に思いを馳せられたりと、この瓶がお客様の生活に静かで豊かな時間をもたらしてきたとのこと。「この清康熙の梅瓶があったからこそ、中国陶磁の奥深さと、その歴史を深く感じることができました。本当に感謝していますし、次に大切にしてくださる方の元へ渡ると嬉しいです」というお客様の言葉が印象的で、単なる道具ではなく、お客様の教養と趣味、そして美意識を象徴するかけがえのない存在としての骨董品の価値を改めて感じさせていただきました。私たちも、そのようなお客様の想いも大切に、丁寧に査定させていただいております。

清康熙年製款 青花釉裡紅喜上眉梢紋嵌銅辺梅瓶は、その歴史的背景、美術的価値、希少性、そして真贋が確かで、保存状態が良好な場合は、国内外の骨董市場で高値で取引されています。お客様の梅瓶は非常に大切に保管されており、その良好な状態が今回の査定額に繋がりました。

お客様の大切な清康熙年製款 青花釉裡紅喜上眉梢紋嵌銅辺梅瓶を次のお客様へと繋ぐお手伝いができ、大変光栄です。また機会がございましたら、ぜひお声がけください。この度は誠にありがとうございました。